特別編その2 百合神社【東松島市】
- 2010.11.12 Friday
- 22:23
【訪問日】2010/11/07
【地図】
今回、特別編として紹介するのは東松島市(旧鳴瀬町)にある百合神社。おそらく読み方は「ゆりじんじゃ」でいいのでしょう。地図を適当に眺めていて発見したときからずっと気になっており、探索しやすい時期になってきたこともあり行ってきました。なぜ気になっていたかといえば、一言でいえばネタです。
インターネットでの検索に限れば同名の神社は他には無いようです(徳島県の「百合神社」がヒットしますが、これは「もまえじんじゃ」と読むので厳密には同名ではないですね)。
三陸道を爆走し、東松島市の根古地区にやってきました。しかしこの時点ですでに16時半。それゆえ、写真の明度を上げています。
鳥居の扁額。平成元年と比較的新しいものです。
社殿へは石段を上がります。風が強い日でしたので、石段には杉の落ち葉が積もっていました。
社殿。フラッシュを焚きましたがちょっと不気味。
図書館で鳴瀬町史を開いてみましたが、「百合神社。勧請年月不明。祭神は木花開耶姫。往時は神社下の伊藤家の氏神であったが、現在は地区の神社になった。祭日は4月8日」とありました。
木花開耶姫(コノハナノサクヤビメ)は「木の花(桜の花)が咲くように美しい女性」の意で、火の神、安産・子育ての神、酒造の神とされています。全国の浅間神社に祀られています(Wikipediaより)。この神社では安産の神としての信仰です。
社殿の扁額になにやら赤い塗料のようなものが。やっぱり神社は明るいうちに訪れるに限ります。これらは以前鳥居に掲げられていたものでしょう。
社殿の横に立てかけられていたもの。一番右の石片の刻まれているのはユリの花でしょうか?
神社は鳴瀬川沿いから延びる道路を辿った谷地の奥に位置します。あまり長居をできる時間でもないので、早々に切り上げました。
帰り道の途中にあった、百合神社の近くにある八幡神社。この暗さでは、鳥居をくぐることは私には無理でした。鳥居は百合神社のものと同時に建て替えられたようです。
さらにもうひとつ見つけました。こちらは名称不明。
帰りは国道45号を通りゆっくりと帰りました。
草木が枯れた時期なので山間部の探索を近いうちに予定していますが、熊の活動が活発になっているようなのでなんだか心配になってきました。熊よけの鈴を買っておかないと。