第162回 野尻愛宕神社その5 野尻の諸社
- 2015.07.26 Sunday
- 22:48

野尻集会所まで来ました。ここから歩いて車を停めた場所まで戻るのですが、その途中に2つの神社はあります。

県道に立つ野尻町北バス停。

バス停の時刻表。平日は意外と本数があるものの、休日はたった一往復のみ…?

そんなバス停から少し二口寄りに進んだところが秋葉神社の入り口です。鳥居はありませんが、右側に立つ石碑と2本の石柱が目印です。

しばらく参道を進むと鳥居が見えてきます。

赤い鳥居。愛宕神社の遥拝所にあったものと同じ形ですね。

鳥居をくぐると、水の無い沢を渡って参道がそのまま続いていました。
『 (三)野尻秋葉神社
一、位置
秋保町馬場字野尻町頭
野尻町から西方を望むと、頂きに松が茂っている小高い山が見えるが、そこに秋葉山が祀られている。
一、祭日
旧五月二十八日 』(『秋保町史』P456より)
そのまま神社へ…と言いたいところでしたが、この先どのくらい進めば神社に着くのかわからないこと、そして胴長を身に着けたままの状態であることを理由にこれ以上は先に進みませんでした。それなので社殿の写真はありません。申し訳ありません。
ここは登山道としても利用されているそうです。


鳥居周辺の参道にはカタクリの花がたくさん咲いていました。

秋葉神社の探索を終え、次は八坂神社向かいます。写真は市バスの転回場。

上記の転回場から少し進むと、道路沿いに赤い鳥居が見つかります。八坂神社の入り口です。

鳥居を通ると参道は左に折れます。そのまま進むと沢に突き当り、今度は右に折れ、用水路の橋くぐります。

沢にできた小さな滝。

用水路をくぐると、正面に社殿が見えます。

社殿を下から見上げる。参道の石段はかなり急です。

さらに下を見ると、名取川の水面が見えます。

石段を登って社殿の正面へ。覆屋の中に小さな本殿が祀られていました。紙コップのお供え物がしてあり、近所の方がお参りに来ていることが窺い知れました。
『 (二)野尻八坂神社(御疱瘡神)
一、位置
秋保町馬場字野尻町頭
野尻の西はずれに架かる橋の袂から深い谷を隔てた、名取川岸の孤峯上に鎮座する。
一、祭日
旧四月十五日 』(『秋保町史』P456より)

社殿のある場所から名取川を見る。結構な高低差が…
――このあと無事に車のある場所まで戻り、野尻地区の探索は完全に終了したのでした。
野尻愛宕神社シリーズ、完。
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