【訪問日】2010/04/08
【地図】
二柱神社。旧名は仁和多利大権現で、豪族・国分氏の氏神でした。寛文2年(1662年)に現在地に移り、明治維新のころに現在の社名に改名。イザナギ、イザナミの2人の神を祀っているので「二柱神社」です。明治11年に
石留神社を合祀。
七北田の宿場町の一角に位置します。旧国道4号は旧道となった今でも車通りが絶えません。
一の鳥居。参道が曲がっています。
二の鳥居。境内は結構な広さです。
拝殿。二柱神社は良縁の神様として著名で、関東方面から訪れる方もいるそうです。
拝殿を横から。旧社殿は昭和6年に焼失し、昭和15年に再建されたものが近年新築されたそうです。かつては二柱神楽があったそうですが伝承者が無く、復活の見込みもないそうです。
境内には数多くの石碑が。馬頭観音、馬櫪神(ばれきしん)などなど。
こちらは七北田横山にあった
雷神の本尊。二柱神社に合祀されています。なんだか、いかにも「雷神」という感じですよね。
後日車で通りかかったところ、偶然にもお祭りの日であったようで、お神輿のねり歩きが行われていました。まあ、肝心のお神輿は写っていませんが…
以下、補足です。
二柱神社は現在地に移る前は市名坂の修林壇(しゅりんだん)にありました。この地には現在もお地蔵さまが残っています。
市名坂字鳥井原にあるマンションの敷地内にあります。「鳥井原」という地名も神社に由来するものでしょうか。
そこから少し南に行った場所、写真中央の林の中には堂宇と多くのお墓があります(すみません、近づいた写真はありません)。かつては「修林壇」の名の通りここは修験の地で、別当をつとめた
金剛院というお寺があり、その寺のものだと考えられます。
参考HP:
はっけん七北田 様